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シガーが吸える部屋《ワクワク賃貸妄想中》

 

〈Vol.003〉

 

「禁止」という言葉を聞くと、僕は胸がワクワクしてくる。

「禁止」「禁止」「禁止」・・・嗚呼、何と魅惑的な言葉だろう!

たいがいの人は「〇〇禁止」と言われると、嫌な気持ちになると思う。

好きなこと、やりたいことを規制されたらイライラするはず。

だけど、「やったらいけない」と言われることほどやってみたいもの。

「髪を染めたらダメ」と言われたら染めたくなるし、「お酒を飲んだらダメ」と言われたらますます飲みたくなる。

 

「禁止」という言葉には商売の香りも漂う。

1920年代、アメリカで施行された「禁酒法」の裏で、アル・カポネは酒の密売で巨額な財を築いた。

「禁止」されているものほどやりたくなる人間心理を突いた、いい商売だったのだと思う(覚せい剤の密売などは絶対にいけないことだと思うけど)。

 

ところで賃貸住宅には「禁止」されていることがとても多い。

ペット禁止。楽器演奏禁止。水商売の方の入居禁止。壁に釘を打つこと禁止etc. etc.

そのうちのひとつに「喫煙禁止」がある。

禁止とまでいかなくても、退去時、クロスなどにヤニ汚れや臭いが付着していたら、張替代は全額入居者負担とする物件が多い。

これなどは暗に「タバコはやめてね」と言われているようなものだろう。

公共施設やレストランなどでも「喫煙禁止」とするエリアが爆発的に増えているから、愛煙家は本当に肩身が狭い。

 

そこで、天邪鬼の僕は考える。

タバコ吸い放題。タバコを吸ってもクロス張り替え代は請求されない賃貸住宅があったら、愛煙家が殺到するんじゃないだろうか?と。

いや、ただタバコが吸えると言うだけじゃインパクトがないな。

もう一歩踏み込んで、「シガー(葉巻)が吸える部屋」としたらいいんじゃないだろか。

シガーはタバコとは違った、強烈な香りがするので、シガーがOKならタバコはもちろんOKだ。

 

シガーが吸える部屋をつくるなら、内装はシガーバーみたいな感じがいいな。

カウンターテーブルがあって、テーブルの向こう側(バーテンダーさんがいるスペース)の背面には酒瓶をズラリと並べられる棚があって、部屋全体の照明は暗くて、デザインもしっとり落ち着いたものがいい。

シガーが好きなひとでも、煙が部屋にずっと蔓延しているのは嫌だと思うので、換気機能はバー並みにしたほうがよいだろう。

エントランスなどの共用部に、入居者さんたちのための集合喫煙所をつくるのもいいかも。

いや、いっそ、マンションの1Fもしくは地下に店舗スペースを併設し、シガーバーを誘致してしまったほうが早いか・・・

 

かくして“妄想”は拡がっていく。

嫌煙家の方には「アホか!」と冷たく言い放たれそうだが、愛煙家と嫌煙家が共同で暮らすよりトラブルが少なくてよいかも(^-^;

 

文責:久保田大介

イラスト:コミック堂