《 ワクワク賃貸妄想中 》Vol.010

TRXがある賃貸住宅

投稿日:2018年10月18日 更新日:

当ウェブマガジンの「読者の声」コーナーでは、「こんな物件があったら楽しいな♪ 読者の妄想」を常時募集している。

本年(2018年)1月に開始して以来8カ月、ずっと待ち望んでいたのだが、先日、とうとう第一号の投稿をいただくことができた(涙)。

それが今回のネタ、「TRXがある部屋」である。

しかし投稿いただけたのは嬉しかったのだけれど、恥ずかしながら「TRX」が何だかわからず、最初、「T.Rex(ティーレックス)」だと勘違いし、

「部屋にそんなデカい恐竜がいたらイヤだなあ・・・」

「天井もすごく高くないといけないし、自分がいつ食べられてしまうかわからない」

などと思った。

しかもよく考えたらT.Rexは現在生きていない(考えなくてもわかる)。

初めての投稿は嬉しいけど、こりゃ実現不可能だ、とあきらめたのだが、よく見ると「TRX」とあるので、ネットで調べたらトレーニングマシーンのひとつであることがわかった。

何でも、アメリカ海軍特殊部隊の司令官だった方が開発された器具で、重力と自分の体重を使って数百種類のエクササイズができ、筋力、バランス、柔軟性、敏捷性などが鍛えられる優れものなのだという。

ポータブルだから自宅や出張先でもトレーニングできるという紹介記事を読み、そこで初めて「何と素晴らしいアイディアを送ってきてくださったのだろう!」と感動した。

感動したら即行動。

どういう条件が整えば、部屋にTRXを設置できるかさっそくネットの情報を調べてみた。

ジムだと天井に固定された金具に取り付けて使うそうだが、家でやる場合は、玄関扉やベランダの手すりなどに設置して使えるとある。

ただ、玄関扉や手すりは万が一破損させてしまったら、けっこうな修理代がかかりそうだから、おっかなくて取り付けられない。

読者の方はそう考えて、わざわざ投稿してきてくださったのだと思う。

だったら、こちらで天井や壁に強化金具を取り付けて、それを使っていただいたらいいだけだ。

メーカーに問い合わせれば、何キロまでの荷重に耐えられる金具が必要かも教えてくれるだろう。

あと、天井の高さはかなり必要なのかと思ったが、2.1~2.7mあればよいらしいので、特に留意することもない。

床の強度がどれぐらい必要か、とか、階下にどれぐらい音が響くのか、とか、気になることはいくつもあるけれど、まあこうしたことは「ワクワク賃貸®研究所」の森下所長ときなこちゃんに任せておけばいい。楽勝、楽勝。

・・・と、ここまで考えて、ふと気づいたのだが、僕が企画させていただいた賃貸物件で、メキシカンハンモックをつけた部屋がある(「ワク賃004」参照 )。

「ワク賃004」はハンモックを吊り下げるために新築時、鉄骨に強化金具を取り付けたのだが、この金具はひとつにつき100キロまでの荷重に耐えられる。

そして偶然にも、「ワク賃004」の1室で退去予告があったばかり。

だったら投稿してくださった方に「ワク賃004」を見ていただいたらいいだけじゃないか!と思い、投稿のお礼を兼ねて内見をお誘いするメールをお送りしたら、すぐに「見てみたい!」というお返事をいただいた。

そこで森下所長に案内をお願いし、同時にTRXをつけるためのより良い条件についても取材してきてもらうことにした。

その模様は次回の「ワクワク賃貸®研究所」で詳報していただくことにする。

どんな展開を見せていくのか、楽しみだ。

ともかく、「読者の声」に投稿くださいますと(※いきなり丁寧な口調になります)、当ウェブマガジンではかなり本気で検証させていただきますし、オーナーにも提案いたしますので、是非アイディアをお寄せいただきたいです。

皆様の投稿をお待ちしています!

 
文責:久保田大介
イラスト:コミック堂

  • この記事を書いた人

久保田 大介

『ワクワク賃貸®』編集長。有限会社PM工房社・代表取締役。 個性的なコンセプトを持った賃貸物件の新築やリノベーションのコンサルティングを柱に事業を展開している。 2018年1月より本ウェブマガジンの発行を開始。 夢はオーナーさん、入居者さん、管理会社のスタッフさんたちがしあわせな気持ちで関わっていけるコンセプト賃貸を日本中にたくさん誕生させていくこと。

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