《 ワクワク賃貸妄想中 》Vol.011

賃貸マンションで屋上はどこまで利用できるか?

投稿日:2018年11月15日 更新日:

先日、不動産会社仲間のS社長から「夕べ、久保田さんが夢に出てきましたよ」というFBメッセージをいただいた。

僕が企画に関わった新築マンションを見学しに行ったら、キッチンがない。

どこにあるかと探したら、バルコニーにあってビックリした。

「面白い発想だけど、暑い日は厳しいわね」と指摘すると、僕が哀しそうな顔をしたので思わず笑ってしまった・・・という夢だったそうだ。

バルコニーにキッチンなんて、いかにも僕が考えそうなことだ。

ルーフバルコニーならまだしも、洗濯物を干したらいっぱいになってしまう程度のバルコニーだったと言うから、現実味はあまりないが、超ミニキッチンを置いて、室内にはキッチンがない部屋なんていうのも面白いかもしれない。

キッチンを外した分、何か別のことに利用したら・・・などと妄想はふくらんでいく。

さて今回のお題は、そこから発想を広げていったものである。

場所はバルコニーではなく屋上に変えるが、屋上はどれぐらい活用してもいいものだろうか?

これまで屋上にコンロなしのキッチンがあるのは見たことがある。

洗濯機置場があって、すぐそばに物干し台があり「便利だな」と思ったこともある。

シャワースペースがある新築マンションも見た(隣のマンションの共用廊下から普通に覗けるので可笑しかった)。

実物は見ていないがジャグジー風呂がある物件、ラウンジや菜園として使われている物件も知っている。

ネットを張ってゴルフや野球の練習場として使われている物件もある。

「世界のワクワク住宅」Vol.005でご紹介した「シャボン玉ハウス」を屋上に設置したら、夜空を見上げながら快適に眠ることもできそうだ。

一体全体、屋上利用はどこまで許されているのだろう?

建築基準法や消防法など関連法上の規制、近隣との兼ね合いなどから許されないものもあるだろうが、それが何なのかよくわからない。

デパートの屋上は小さな遊園地、怪獣ショー、ビアガーデンなどとして利用されているけれど、マンションやオフィスビルではダメなのだろうか?

今まであまり真剣に考えたことがなかったが、S社長の夢に出演できたこの機会に、「ワクワク賃貸®研究所」の森下社長に一度しっかり調べてもらい、整理してみようと思う。

ところでこんなことを妄想し続けていたら、これまで多くの新築マンションづくりに関与させていただいたオーナーから「南青山で土地を購入するので、新築プランを考えてもらえないか?」という依頼をいただけた。

そこで「屋上を徹底的に活用するというのはどうでしょう?」と提案したら、「面白そうなので、提案をまとめてください」とおっしゃってくださった。

「念ずれば通ず」とはよく言ったものだ。

今日夢想したものが、翌日には現実のものとなることもある。

今回、ワクワク賃貸®研究所で調べたことは、そのままこの南青山の新築プロジェクトで提案できる。

採用していただくためにも、ここはしっかり研究しようと思う。

 
文責:久保田大介
イラスト:コミック堂

  • この記事を書いた人

久保田 大介

『ワクワク賃貸®』編集長。有限会社PM工房社・代表取締役。 個性的なコンセプトを持った賃貸物件の新築やリノベーションのコンサルティングを柱に事業を展開している。 2018年1月より本ウェブマガジンの発行を開始。 夢はオーナーさん、入居者さん、管理会社のスタッフさんたちがしあわせな気持ちで関わっていけるコンセプト賃貸を日本中にたくさん誕生させていくこと。

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