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《 コレクティブハウスの暮らし 》Vol.018

スウェーデンのコレクティブハウス PartⅡ 多種多様なコモンスペースを持つコレクティブハウス「スードラスタフーン」

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皆さん、こんにちは。コレクティブ研究家の久保有美です。
私はコレクティブな暮らし方=「つながり、ともに働く、フラットな関係」という暮らし方について日々考えています。

前回はスウェーデンのシニア型コレクティブハウス「フェルドクネッペン」を紹介しましたが、今回も別のコレクティブハウスをご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、「スードラスタフーン(sodra station)」というコレクティブハウスで、最初に訪問した「フェルドクネッペン」から歩いていける距離にあります。

「スードラスタフーン」は、1987年にセーデルマルム地区に建築されました。全部で63世帯ある多世代型のコレクティブハウスで、「フェルドクネッペン」と比べると規模がかなり大きく、一部は分譲型の住まいもあります。

「スードラスタフーン」の外観

訪問させてもらったタイミングがちょうど夕食の時間だったので、一緒にコモンミールをいただきました。
こちらのコモンミールは事前注文制ではなく当日に頼むスタイルで、ビュッフェスタイルで提供されていました。コモンミールもさまざまなスタイルが展開されています。

「スードラスタフーン」のキッチン

「スードラスタフーン」は子どもが多いため、子どもたちのスペースが多くありました。
子どもたちは食後、自室にすぐに帰らず、コモンスペースに集まり遊ぶことが多いようです。
ティーンエイジャーだけの部屋「ティーンズルーム」もあり、ここには大人も小さな子どもも入れません。年齢に合わせてお部屋を分けるという発想は面白いと思います。

小さな子どもたちは卓球台やクッションが置いてある部屋で遊んでいました。
子どもたちだけで過ごす時間が長いというのは、私の住んでいるコレクティブハウス聖蹟とも似た光景です。

かぶりもので楽しそうに走り回る子どもたち 廊下には笑い声が響いていました。

コレクティブハウス全体が大きいため、コモンスペースも多種多様。ほかには家事ミシンルーム、DIYルーム、リサイクルスペースなどがありました。
このうちリサイクルスペースは本や雑貨だけでなく、衣服などもリサイクルできるようになっており、コレクティブハウスの中でエコな循環が実現されていました。

さまざまなものをリサイクルしており、居住者たちも有効活用されていました。

63世帯あれば入居者同士の情報共有も大変だろうなと思い、案内してくれた方にお聞きすると、掲示板を利用するほか、コレクティブハウス専用のホームページも設けて活用するなど、コレクティブハウス独自のシステムも作っておられました。

ランドリールームはスマホで時間を予約できるシステムになっています。

居住者さんにはお部屋も見せていただきましたが、その中に日本にも来たことがあるという方がいて、いろいろなお話を聞かせてくださいました。お部屋の中は雰囲気もあり、ここでの暮らしを楽しんでいる様子が伺えました。
バルコニースペースには日光浴を楽しめるようソファが置かれていて、「ここで夕食後もキャンドルを置いて時間を過ごすんだよ」と話をしてくれました。これは北欧ならではのことだと感じました。

居住者さんのお部屋。

バルコニーで日光浴を楽しみます。

この視察を通じて改めて学んだことは、そこに暮らしている人たちの考えを反映させ、暮らしやすいように仕組みを考えて運営することの大切さです。
日本でも求められている新しい暮らし方というものもきっとあるはずで、それが何か探り、これからも提案していきたいと思っています。

文:久保有美

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久保田 大介

『ワクワク賃貸®』編集長。有限会社PM工房社・代表取締役。 個性的なコンセプトを持った賃貸物件の新築やリノベーションのコンサルティングを柱に事業を展開している。 2018年1月より本ウェブマガジンの発行を開始。 夢はオーナーさん、入居者さん、管理会社のスタッフさんたちがしあわせな気持ちで関わっていけるコンセプト賃貸を日本中にたくさん誕生させていくこと。

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