《 ワクワク賃貸物件集 》Vol.046

バイオフィリックデザインを大胆に取り入れリノベーションされた賃貸マンションが京王線・幡ヶ谷に登場!~緑に包まれた中庭、ワークスペース、フィットネススペース、入居者専用カフェなど充実した共用スペースにご注目!

投稿日:2022年11月10日 更新日:

©篠澤建築写真事務所

「人間には“自然とつながりたい”という本能的欲求がある」

これは1984年にアメリカの生物学者エドワード.O.ウィルソンによって提唱された「バイオフィリア」という概念を表した言葉です。
このバイオフィリアに基づく空間デザインの手法は「バイオフィリックデザイン」と呼ばれ、建物に観葉植物や日光などを豊かに取り入れることで自然とのつながりが実感され、そこで暮らす人、働く人を健康的で幸福にすると言われています。
今回、「ワク賃046」としてご紹介する「リーフコートプラス」は、このバイオフィリックデザインを賃貸住宅の共用部に大胆に取り入れた画期的な物件です。
あたかも“緑の洞窟”を思わせる中庭、溢れんばかりの植栽を眺めながら仕事や読書ができるワークスペースなど、賃貸住宅でもここまでやれるのかと、取材をしながらちょっと感動してしまいました。
ほかにもフィットネススペース、入居者専用カフェなど共用部の充実が際立つ物件です。
まずはこの共用スペースからご紹介してまいりましょう。

1階のフロアマップ。中庭とカフェにご注目!

「リーフコートプラス」は1階と地下1階にさまざまな共用スペースが設けられています。
コロナ禍を経て定着したテレワークを快適にできるよう工夫されているほか、健康志向、住人同士のコミュニケーションを重視した空間づくりが試みられています。
お部屋以外に“ゆったり過ごせる居場所”がたくさんあって、とても贅沢。
はじめに中庭とカフェのある1階からご案内します。

©篠澤建築写真事務所

緑の植栽に囲まれた中庭の凹部分にあるのは白いベンチシート。
ここには屋根がないので、日の光がやわらかく射し込んでくるし、豊かに風を感じることもできる。
ベンチに寝転んで空を見上げれば、昼間はのんびり浮かんでいる雲、夜は瞬く星をぼんやり眺めていられる。
Free Wi-Fi環境が整っているので、仕事をすることもできるし、親しくなった入居者さんたちとおしゃべりして過ごせる。
自分だったら、ここでどんなふうに過ごすかな?と想像しながら内見なさってください。きっとうっとりしてしまうことでしょう。

入居者専用カフェでは、コーヒー・軽食などが販売されています。
営業時間は朝8時から夜9時までで、テイクアウトもOK。
ここで淹れたての美味しいコーヒーを買って、中庭などで飲んだら気持ちいいだろうなあ。
クラフトビールなどのお酒も売られる予定で、わざわざ外に飲みに行かなくてもよくなるから、お財布にもきっとやさしいです(笑)。

カウンターの先には隠れ家的なスペースがあり、ここも無料で使えます。
オーナー会社の担当者さんに「貸し切りはできますか?」と訊ねたら「検討中」とのこと。
カフェも一緒に貸し切りができたら、ちょっとしたイベントが開催できそうです。

地下1階のフロアマップ。ワークスペース、フィットネススペース、会議室などが無料で使えます。

つづいて地下1階の共用スペースをご案内。
ここには無料で使えるワークスペース、フィットネススペース、会議室などがありますが、ただの空間と思うなかれ。「これって本当に賃貸マンション?」と驚かれると思います。

©篠澤建築写真事務所

まずはワークスペースを。
こちらはガラス窓の向こうにも室内にも豊かな緑があふれる素敵な空間です。
これだけでもびっくりしますが、さらに「凄い!」と思ったのは照明もデザインされていること。LED照明をコントロールすることで、照度や色温度が自然の時間に近いサイクルで変化していくのです。

試しに夕方から夜にかけての時間帯の照明にしてもらいました。
窓の外はまだ日光が注いでいるので、少々不自然な写真になりますが、外も暗くなっていたとしたら、とても落ち着く光の色に感じられることでしょう。
丸テーブルの上にあるランタンも無料で貸し出されていて、静かな環境をさらに光で演出してくれます。

ワークスペースには商品棚が設けられていて、小粋なデザインの日用品が陳列されています。
これらはDAILY SUPPLY SSSがデザインし販売している商品で、気に入ったものがあったらQRコードを読み取り、その場で注文すると、後日配送されてくるという仕組みになっています。アート作品のような日用品は、眺めているだけでも何だか意欲が湧いてくる感じ。

ワークスペースには異なるタイプの会議室も3部屋用意されています。
長テーブルと椅子4脚から成る「discussion」、丸テーブルを囲んで4脚の椅子が並べられた「communication」、小さなテーブルとカウンターチェア2脚が用意された「idea」という具合にそれぞれの個性を表すネーミングがされていて、ここも無料で使えます。

フィットネススペースは、多機能なトレーニング機器が並んでいます。
流行りのZwiftも2台用意されていて、これまたビックリ。
これらも全部無料で利用できるというのだから、ビックリの2乗、3乗です。

フィットネススペースの向かいには、ストレッチスペースがあります。
ミラーになっている扉の中にはストレッチマットが用意されていて、ヨガのDVDなどを見ながらストレッチができるようになっています。
もちろんここも無料で使えます。ここって本当に賃貸住宅なんでしょうか?

©篠澤建築写真事務所

共用スペースに圧倒されてしまったかもしれませんが、当然、そこで暮らせるわけではないので、居室のほうもご案内いたしましょう。
居室はA~Eの5タイプがあって(全80室)、どの部屋も使い勝手の良いスタイリッシュな空間となっています。
それぞれの部屋についてワンポイント解説をつけて写真とともにご紹介します。

【Aタイプ】

Aタイプは最も戸数の多い代表的なタイプで、内装はモダンとナチュラルの2種類が用意されています(写真はモダンのものです)。
持ち物・衣類の整理がしやすいウォークインクローゼットが付いていて、水廻りがぐるぐると回遊できるのが特徴。
専有面積は約27㎡で、家賃は117,000円~132,000円(共益費込み)となっています。

【Bタイプ】

Bタイプは南北に細長く壁面が多く取れ、家具のレイアウトがしやすいタイプです。
壁面の一部に、オープン棚が設置されていて、持ち物・衣類の整理はもちろん、おしゃれ小物をおいてアクセントをつけることもできます。
専有面積は約25㎡で、家賃は115,000円~130,000円(共益費込み)です。

【Cタイプ】

Cタイプはシンプルでミニマムな空間です。機能的で「今を楽しむ」一人暮らしを謳歌するにはうってつけ。
専有面積は約27㎡で、家賃は120,000円~133,000円(共益費込み)となっています。

【Dタイプ】

Dタイプは水廻りを奥へ寄せ、ゆったりとした明るいリビング空間があるタイプです。
ワンルームながら、レイアウト次第でメリハリをつけることができます。
203号室だけパウダールームが少し異なります。
専有面積は約27㎡で、家賃は122,000円~125,000円(共益費込み)です。

【Eタイプ】

Eタイプは最上階に1室だけあるお部屋。ルーフバルコニーにつながる明るい対面キッチンを中心とした開放的なタイプで、ステンレス製のキッチンとグレーのアクセントクロスがスタイリッシュなスタジオタイプの居室です。
専有面積は約36㎡で、家賃は180,000円(共益費込み)となっています。

最後に建物全体の設備についてご案内。
まずエントランスですが、扉は顔認証により非接触で開けることができます。
エントランスから各室への呼び出しは、専用アプリによりスマホで対応でき、この機能を使えばアマゾン等での注文は居室の玄関前に置き荷対応が可能です。外にいても対応できるというのが嬉しいですね。宅配ボックスもありますが、いっぱいで使えないときに置き荷対応しやすいというのは貴重です。
各所に防犯カメラも設置されていて、セキュリティレベルは非常に高い印象でした。

建物裏には入居者専用駐輪場があります。新宿まで自転車通勤をしたいという方も多いと思うので、駐輪場の充実は嬉しい限り。自転車は無料ですが、バイクは有料となっています。
その他、Wi-fiが全居室に完備されていて、[上り/下り 最大1Gbps]と通信速度も満足がいくレベル。1階・地下1階の共用スペースにもFree Wi-fiが完備されています。

「ワク賃046」=「リーフコートプラス」は京王線「幡ヶ谷」駅から徒歩4分、「ササハタハツ」と呼ばれ注目のエリアに建っています。生活関連の施設に加え、こだわりのお店がいっぱい!

最近(2022年10月4日)にオープンしたばかりの高級食パン店「銀座に志かわ」もそのひとつ。こんなお店の前を通って通勤したら、それだけで気分も上がりそうですね。

「幡ヶ谷」駅は「新宿」駅まで2駅・4分で行けるほか、「渋谷」駅まで16分、「池袋」駅まで17分、「東京」駅まで22分とどこに行くにもとても便利。
リモートワークをしていても、オフィスに行く必要があるときはさっと行けるからありがたいです。

©篠澤建築写真事務所

バイオフィリックデザインの手法を存分に取り入れた「ワク賃046」=「リーフコートプラス」はいかがでしたでしょうか?
アメリカのロバートソン・クーパー社の研究によれば、職場環境にバイオフィリックデザインを取り込むことで、働く人々の生産性は6%、創造性は15%、幸福度は15%アップするとのことですが、リーフコートプラスは働くこともできる暮らしの場だから、生産性、創造性、幸福度はさらに高まりそう(笑)。
お家賃だけ考えると、相場と比較し1~2割ぐらい高いように思うけれど、これだけ豊かな緑に囲まれて、無料で使える共用スペースやカフェがあれば納得のお値段と言えるでしょう。
生産性、創造性、幸福度がアップしたら、年収も自然とアップするでしょうから、自分への良い投資と言えるかもしれません。

リーフコートプラスは「ワクワク賃貸」で空き待ち登録を受け付けず、オーナー会社である荒井商店さんのリーフコートプラス専用サイトから直接お問合せいただくようになっています。
もし荒井商店さんに直接訊きづらいようなことがありましたら、空き待ち登録を使って気軽に質問をお寄せください。編集部でしっかり対応させていただきます。

©篠澤建築写真事務所

物件情報

  • 物件コード:ワク賃046
  • 物件名:リーフコートプラス
  • 住   所:東京都渋谷区幡ケ谷二丁目
  • 構   造:鉄筋コンクリート造 地下1階 地上5階建
  • 築 年 月:1988年3月(2022年8月 全館フルリノベーション済)
  • 共用部分設備:中庭/カフェ/ワークスペース/会議室(3室)/フィットネススペース/共用トイレ/駐輪場(無料/バイクは有料)/オートロック(顔認証システム)/防犯カメラ/宅配ボックス/メールボックス/ Free Wi-Fi(最大10Gps)
  • 専有部設備:コンロ IH2口/浴室乾燥機/エアコン1基/温水洗浄便座/室内干しハンガーラック/バルコニー(1階の一部は専用庭)/Free Wi-Fi(最大1Gps)

募集条件

  • 賃料:居室紹介部分に記載
  • 敷金:賃料の1カ月分
  • 礼金:賃料の1カ月分
  • 契約期間:普通借家2年
  • 更新料:新賃料1カ月分
  • 保証会社・火災保険:加入必須
  • 解約予告: 1ヵ月前
  • ペット飼育: 1Fのみネコ1匹飼育可(敷金1ヵ月追加)
  • 楽器演奏: 不可

文:久保田大介

  • この記事を書いた人

久保田 大介

『ワクワク賃貸®』編集長。有限会社PM工房社・代表取締役。 個性的なコンセプトを持った賃貸物件の新築やリノベーションのコンサルティングを柱に事業を展開している。 2018年1月より本ウェブマガジンの発行を開始。 夢はオーナーさん、入居者さん、管理会社のスタッフさんたちがしあわせな気持ちで関わっていけるコンセプト賃貸を日本中にたくさん誕生させていくこと。

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