《 アトリエ賃貸推進プロジェクト 》Vol.020

約59㎡の“はなれ”をアトリエとして利用でき、150㎡超の庭もついた大型戸建て賃貸~DIYで改装も可能!千葉県・一宮で送るサーフィン&創作三昧の生活

投稿日:2022年7月7日 更新日:

「私の物件はアトリエ賃貸に向きますか?」というお問合せが増えています

シャッターを閉じたときのアトリエ内部。

アトリエ・工房が付いた賃貸住宅=「アトリエ賃貸」に空き待ち登録をしてくださるアーティストやものづくりを生業としている作家さんが徐々に増えてきて、2022年6月末時点で156人になりました(ありがとうございます!)。
同時にこの連載をご覧くださった大家さんからも「私の物件はアトリエ賃貸に向きますか?」というお問合せを月に1~2回ペースでいただけるようになってきました。
「アトリエ賃貸推進プロジェクト」はアトリエ賃貸を増やしていくために行っている企画なので、そういったご相談は大歓迎。「これはちょっと違うかな」と思ったときはそうお伝えしていますが、素材としてアトリエ賃貸に合うと思われる物件についてはすぐに取材に伺い、アトリエ賃貸として運用していくためにどうしたらいいか大家さんたちとも話し合っています。
今回は千葉県・一宮周辺で築古の戸建てを次々と購入し、DIYで内外装をリフォームしてから賃貸しているという早川オーナーから、「現在DIY中の物件を紹介してもらえませんか?」というご相談があり、取材をさせていただいてきました。
リフォーム中の物件は東京オリンピックのサーフィン競技会場にもなった一宮・釣ヶ崎海岸にも近く(車で10分ほど)、サーフィンを楽しみながら制作に勤しみたいという方にはピッタリの大型アトリエ賃貸です。さっそくご紹介いたしましょう。

一宮アトリエ賃貸物件の立地

一宮アトリエ賃貸から釣ヶ崎海岸まで車で約10分。海水浴場も多い。

取材当日、JR「上総一ノ宮」駅まで早川オーナーが車で迎えに来てくださり、物件への道すがら、釣ヶ崎海岸をはじめ、人気のサーフショップや乗馬センター、ショッピングモール、ホームセンターなどを案内してくれました。

サーフィン大会を開催中の釣ヶ崎海岸。曇天だったのがちょっと残念。

釣ヶ崎海岸ではちょうどサーフィンの大会が開催中。一流のサーファーたちの競技を間近で見られる環境であることを再認識しました。
周辺はロードサイドにサーファーショップやお洒落なレストランが建ち並び、月並みな言い方ですが異国情緒にあふれている感じ。東京オリンピックの開催で、その傾向はますます強くなったとのことです。

大型ショッピングモールの中央にあるスーパー「せんどう」。

物件から車で3分のところにあるショッピングモールは大きなスーパー「せんどう」やダイソー、マグドナルド、書店が軒を連ねています。近くにはセブンイレブンもあるので日常の買い物には不便しません。

ホームセンター「コメリ」。資材売り場も充実。

大型ホームセンターの「コメリ」や「ケーズデンキ」も車で2分という近さ。
ものづくりをされる方にとって、これは大きなポイントだと思います。
DIY好きの早川オーナーは「そばにあると、ついつい資材や道具を買いすぎてしまうので、注意が必要です(笑)」と言っておられました。確かにそれは注意せねば。

JR「長者町」駅。

最寄り駅はJR「長者町」駅で、歩いて10分という距離です。ただし電車は1時間に1本なので、都心に仕事で行くときは車で「上総一ノ宮」駅まで出ていったほうが便利そう。
「上総一ノ宮」駅から「東京」駅まで、特急「わかしお」を使うと約60分で行けます。けれど早川オーナーは「快速で行くのに比べ約20分短縮できるけれど、特急料金が1,450円かかるから私はあまり利用しません(※2022年6月時点)」とおっしゃっていました。なるほど、それはそうかもしれないですね。

一宮アトリエ賃貸物件の詳細

一宮アトリエ賃貸のアトリエ(と勝手に決めつけている)。

周辺を車でご案内いただいてから、いよいよ早川オーナーがリフォーム中の一宮アトリエ賃貸物件へ。
真っ先に目に飛び込んできたのは、この平屋の建物です。

シャッターを開くと、こんなに広いアトリエが!

元々は家具屋の店舗だったそうで、新しく交換したばかりというシャッターを開けて中に入ると、ご覧の通りの大空間。
面積は59.55㎡という広さです。
構造は鉄骨造ですが、天井・壁を抜き木組だけ残しているので、この姿となっています。
床面は土間になっているため、汚れを気にせず制作に取り組めます。

裏口側から見たアトリエ。シャッターを開けて撮影。

奥から見るとこんな感じ。堂々たる構えですね。
入り口の幅もたっぷりしているので、作品の搬出入がとてもしやすそうです。

中庭から見たアトリエの外観。

こちらは裏から見たアトリエ。
母屋との間にこんなに広い中庭もあることがおわかりいただけるかと思います。

中庭の水道・その1。

中庭の水道・その2。

中庭には水道が2箇所あり、ここで水を使った作業もできます。
2箇所あれば、ここをシェアして使うときも水道待ちをしなくて済むからいいですね。

アトリエの分電盤とコンセント。

分電盤はアトリエの隅にあり、現在はここから1箇所だけコンセントが出ていますが、早川オーナーにご相談いただければ、増設・移設のお手伝いをしていただけるそうです(あまりたくさん言われてもお困りになると思いますが)。
照明器具も自由に増やしてよいとのことでした。

5LDKの母屋。外壁は早川オーナーが塗装された。

続いて、母屋をご案内しましょう。
母屋は木造2階建てで専有面積は131.29㎡。5LDKの大型戸建て賃貸です。

早川オーナーが作成された母屋の間取図。

こちらは早川オーナー自作の間取図。
扉がないので少しわかりづらいかもしれませんが、全体の構成を確認するのにご利用ください。
以下、スライド写真でざっと室内をご案内します。

玄関ドアを開けると、まず大きな玄関ホールに圧倒されます。
ひとつひとつのお部屋も広くて開放的。
壁や天井には木板やOSB合板が貼られていますが、フローリングも含めて全て早川オーナーがご自身で作業されたもの。母屋やはなれ(アトリエ)の外壁もご自分で塗装されたそうで、聞けば昨年(2021年)の秋からずっと作業を続けてきたとのことでした。凄いです。
もちろん入居された方が自分でDIYすることもOK。必要に応じて早川オーナーの手も借りながら、自分の住まいを自分でコーディネートできたら嬉しいですね。
玄関右手の洋室以外の部屋にはたっぷりと収納が用意されているのもありがたい。
トイレも1階、2階にひとつずつあります。
和室の畳はご入居後、早川オーナーのほうで表替えをしてくださるそうです。
部屋数が多いので、3~4人でルームシェアをする手もあるかと思い、早川オーナーに訊いてみましたら「これまで考えたことがなかったですが、そういう暮らし方も面白そうですね。具体的な相談をいただいたら前向きに検討してみます」とのこと。考え方が柔軟でいらしてとてもありがたいです。

南側の庭は150㎡超!

ここまででも、嬉しいワクワクポイントが盛りだくさんの物件ですが、極めつけはココ!
家屋の南側に何と150㎡超の庭があり、菜園や作業場、材料置き場など自由に使ってよいそうなのです。
左隣りに霊園があり、お墓が見えてしまうのが欠点と言えば欠点。それが気になる人はNGでしょうけれど、平気だという方には日当たりが保証されているし、開放感が半端じゃないから、むしろありがたいかもしれません。

2階バルコニーから見た南側の庭。

さて、気になるお家賃ですが、138,000円で募集されています(2022年7月18日時点)。
管理費・共益費はなく、敷金が2ヵ月、礼金が1ヵ月かかります。
建物の敷地内に駐車スペースはありますが、大きめの車だと駐車がちょっと大変そう。その場合は道路向かいにある駐車場が月額3,000円(税別)で借りられるそうです。
記事をご覧になって「一度内見してみたい!」と思われた方は、「空き待ち」登録のページからお申込みください。
ご内見は金・土・日曜日限定となっていて、早川オーナーご自身がご案内くださいます。

裏口側から見たアトリエ内部。

前述しましたが、早川オーナーは一宮エリアでこれまで何棟も築古戸建てを購入し、DIYで賃貸物件に仕立ててこられました。
中にはもう少し小さなガレージがついた戸建て物件もあり、そこには著名なアーティストが住んでおられます。その暮らしの様子は日本テレビで放映している『Creator’s Space』でも紹介され、私も拝見したのですが、とても素敵な空間でした。つまり早川オーナーはアトリエ賃貸をすでに手掛けていたというわけです。
ご自身も古い家をセルフリノベし別荘にされていて、毎週末、ご家族と一宮で過ごすという暮らし方をしておられるので、ご案内いただく際、一宮での生活についてもあれこれ訊ねてみてください。
昔、サーフィンもなさっていたそうだから、そんな話も楽しめるかもしれません。
「ワクワク賃貸」を通じて、良い出会いを果たしていただけたら嬉しい限りです。

文:久保田大介

  • この記事を書いた人

久保田 大介

『ワクワク賃貸®』編集長。有限会社PM工房社・代表取締役。 個性的なコンセプトを持った賃貸物件の新築やリノベーションのコンサルティングを柱に事業を展開している。 2018年1月より本ウェブマガジンの発行を開始。 夢はオーナーさん、入居者さん、管理会社のスタッフさんたちがしあわせな気持ちで関わっていけるコンセプト賃貸を日本中にたくさん誕生させていくこと。

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